
次回公演情報
※本公演は終演致しました。
ご来場、ご検討下さった皆様、ありがとうございました。


はちみつ第四回公演
『蝶のやうな私の郷愁』
台風が近づくある日。
アパートの部屋で暮らす一組の夫婦。
交差する夢と現実、生と死。
それは静かに揺れ動く、たった一夜の出来事。
【作】
松田正隆
【演出】
高山遥
【出演】
依田雄斗 いずみはる
【スタッフ】
舞台監督:松林京子
舞台美術:岡田新
照明:中村仁(黒猿)
音響:藪田顕都
当日運営:八七すい
制作:大村琴音
宣伝美術:茂木連
【日程】
2025年10月1日(水)~5日(日)
全7ステージ
※全日程終了いたしました。

※受付・開場は開演の30分前です。
【会場】
雑遊
〒160-0022
東京都新宿区新宿3丁目8−8 新宿O・Tビル 1F
【ご挨拶】
いつだったか、別役実が『ゴドーを待ちながら』を評して
「人間が演劇をするということ自体の驚異を感じる」と書いていたのを読んだことがあります。それはつまり、目の前に人(俳優)がいて喋っている
ということが既に劇的なのだということに気づかせてくれるという意味だと思います。
演劇とは“そこにないものをあるかのように見せる”ことではなく、
“そこにすでにあるものをもっとよく見るため”にある……。
私はそんな一つの確信だけを持って稽古に臨んでいます。
いつだって、今この瞬間よりも過ぎ去ったことの方が鮮明だということ、
今目の前にいる人よりも、もう会えなくなった人の面影の方が生々しいということ。
私はそれに抗うために演劇をやっているのだと、この頃強く思うのです。
そしてこの『蝶のやうな私の郷愁』もまた、大きな見えない過去を持った人々の物語でありますが、今ここで生きる人間の姿がハッキリと描かれていると思います。
寄る辺なき人々が作り出す小さな詩的で神話的な世界に、私は強く惹かれています。それを多くの人々と共有するということは、非常に稀有な観劇体験になるのではないかと思っています。
是非、多くの方にご覧頂きたい作品です。
劇場にて、お待ちしております。
はちみつ主宰
高山遥
【出演者プロフィール】

いずみはる
俳優。
桜美林大学芸術文化学群卒業。
主な出演作に、演劇企画もじゃもじゃ『或る腐女子』作・演出/中山美里(若手演出家コンクール優秀賞)、はちみつ第三回公演『或る街』作・演出/高山遥、演劇企画もじゃもじゃ『大恋愛』(中山美里との共同制作)など。

依田雄斗
俳優。
2001年5月27日生まれ。長野県佐久市出身。桜美林大学芸術文化学群卒業。在学中は鐘下辰男に師事。主な出演作にOPAL Vol.19 『胎内』作/三好十郎 演出/鐘下辰男、OPAL Vol.27 『死の棘』原作/島尾敏雄 上演台本・演出/鐘下辰男、はちみつ第三回公演『或る街』作・演出/高山遥など。
【舞台写真】



